「あなたは洗車のときに、ワックス・コーティング剤をきちんと使いこなせてますか?」
実は意外と勘違いして、間違ったワックスのかけ方をしてムダな努力になっているかも?!
カーショップに並んでいるワックスやコーティング剤の効果をうたっているコピーすべてを鵜呑みにするのはヤバい。
今回は、洗車でキレイになったあなたの愛車の輝きを持続させるために必要なワックス・コーティング剤の使い方のキーポイントをご紹介します。
大切な愛車のためにも、しっかりと効果が活かせる使用方法を心がけましょう。
目次
ワックス・コーティングの使い方が間違うとどうなる?
最近では、カーシャンプーのなかに撥水・艶出し効果のあるもの入っているが、しっかりと愛車の輝きを長持ちさせたいなら、やはりワックスやコーティングを使うべきだろう。
例えば、ワックスをたくさん使う、重ね塗りするなどする人もいるようだが、これは間違い。
油性のワックスの場合、油分を含むので、多く付けすぎて拭き取りがムラになることでホコリやチリが吸着する要因となる。
せっかくキレイにしたつもりでも間違った方法により、ケアをした意味がなかったり、ムダに洗車の労力を使ってしまっているケースもある。
使用期限を過ぎたワックスは使えるの?
私が経験したことがあるが、ふと思った瞬間に愛車をキレイにしたくて、洗車場に行き、車を洗い上げたとにワックスのフタを開けるとヒビ割れがあったことがある。
その時には何も思わずに使ってしまったが、あなたもこんな経験があったらご注意!!!
ヒビが入っている油性のワックス自体を使うのは問題ない。油性でできているワックスはけっこうな年数長持ちするので安心してほしい。
ただ、ワックスが入っている缶の中で結露がおきて、それが原因で「錆(サビ)」が出ているときには絶対に使用しないように!!
そのまま使えばサビといっしょにワックスがけをすることになる。
そうなれば、どんなことが起きるかは想像できるだろう。
具体的に何年すれば、サビが起きる状態になるとかではなくて、保存場所の影響を強くうけるものなので、商品の保管方法をよく確認しておこう!
一方、コーティング剤の使用期限のボーダーラインは、これと言ってはないがフタを開けてみて変なニオイや買った時の色と違い変色しているようなら、使用するのは控えたほうが賢明だ!
知らないとヤバい!ワックス・コーティングのかけ方の基本
洗車場に行くと、さまざまなタイプの人が自分の愛車をコーティングし、その人の性格が出ている。
ササッとかけて終わらせる人や、丹念に時間をかける人、みんな車をキレイにしたいと思う気持ちはいっしょだ。
そうであるならば、やはり基本的な順序を守ってワックスやコーティングがけをしないと、その努力もムダになってしまう。
塗るときの順序の基本は
- 塗る場所はボンネット、サイドドア、バックドアなど、パーツごとに塗っていくこと。ワックスの場合、軽くたたいて塗るようにする。コーティング剤の場合は説明書を確認し、適切な量を各パーツごとにスプレー・塗っていく。
- 塗ったら、すぐさま塗り広げるように拭き取り用のクロスで広げながら、拭き取っていく。ボディに塗り広げるのはこの段階。
- また次のパーツに移って、塗っては拭きながら広げる作業を繰り返す。
ワックスが乾くと抜き取りづらく、塗り広げるのが難しくなるので、必ず乾く前にサッとすぐに拭くというのを忘れないようにしよう!
高耐久のコーティングだからって、放置して本当に大丈夫?
疎水・撥水コーティングのキャッチコピーに「効果が半年以上続く」「1年耐久」「6ヶ月耐久」などと書かれているが鵜呑みにしてはダメ!
これはメーカーがウソを言っているという意味ではなくで、あなたが愛車を保管する方法・場所によって効果が変わってくるということだ。
雨風の当たらないガレージの中に保管しているという人は多くはないだろう。
ほとんどの人が天候の影響を受ける状態に車があると思う。
コーティングの耐久力とは撥水・疎水被膜や光沢の強さを表すものだと思ってもらいたい。
だから、1ヶ月耐久よりも6ヶ月耐久のほうが長持ちするし、効果もある。
ただ、効果があるとうたっている期間内でも劣化は続いているので、ボディの水弾き・ツヤを調べながら洗車するとイイだろう。
耐久力があるからと言って放置してしまうと、一生懸命かけた保護被膜がいつまにやら無くなっていることも多いにありうる。
ワックスの重ね塗りは効果が増すの?
ワックスを重ね塗りするとツヤが増したり、撥水能力が一段と増すと思いたくなる方もいるだろう。
だが、結果から言うとワックスの2度塗り・3度塗りをすることに意味は無い。
もっと言えば、高品質のワックスを重ね塗りすればするほど、ムダに使っていることになる。
ワックスの原理は、一度ボディに被膜ができると、その上に重ねて被膜はできない。
薄い保護被膜のうえに塗られたワックスは拭き取りクロスにより抜き取られてしまうだけだ。
ワックスとは逆にコーティングの場合は、重ね塗りにすることで輝きの持続や被膜を強くできる商品もあるので、こちらは勘違いしないようにしよう!
ワックス・コーティングの塗り方のまとめ
ワックス・コーティングにも使用期限があること。
狭い車の部位ごとに塗ってはすぐに拭き取ることが重要!
高耐久だからと安心せずに、ときどき効果を確認すること。
ワックスは重ね塗りせずに塗り広げること。
コーティングの場合は商品によっては重ねて塗ることも可能なので説明をよく確認すること。
これらを頭のなかにおいて、あなたの愛車をより美しくさせていこう!
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